オンライン学習で取得できる資格は仕事に活かせる国家資格から、工作、美術、料理など趣味を仕事に活かすことができる技術を学べる資格まで非常に多くの種類があります。
ここでは、オンライン学習で取得できる資格のうち仕事に生かせる資格を厳選して紹介します。
簿記の資格は事務職には必須

簿記資格を取得するための勉強では、会社の家計簿をつける方法を学びます。毎月の企業の支出を分類し、収益を計算して記帳する等の、経理全般にかかわる業務に生かせる技術を学ぶのが簿記資格の勉強です。
簿記資格は3級から1級まであり、初心者はまず3級の簿記資格取得を目指します。
難関である1級の簿記資格を取得すれば企業の採用面接でも一目置かれることになり、採用率も上がります。
簿記資格を取得することは事務職全般の就職に有利になるだけでなく、簿記の知識を基礎にしてさらに上の難関国家資格の取得を目指すことも可能にします。
簿記資格取得者限定の在宅ワーク求人もある
簿記資格を取得しており、会計や経理の実務経験がある方限定の在宅ワークの求人情報サイトがあります。
自宅で1日4時間程度の勤務が可能で、月収は4万円~7万円ほどが求人情報の平均です。
通常の無資格で応募できる在宅ワークは不安定で歩合制の上、競合が激しく仕事をつかみ取ることも困難です。
ですが、経理の実務経験と資格保有者限定の在宅ワーク求人は資格と実務経験があれば仕事をつかみ取ることも困難ではありません。簿記資格があってよかった!と言える在宅ワーク求人ですので、今のうちに簿記資格取得を目指しておきましょう。
医療事務の資格は安定の事務職系資格

医療事務の資格は公的機関に対して請求する診療報酬明細書(レセプト)を作成したり、病院に来る患者の応対、受付や会計業務などの業務を行う医療事務職への就職に有利な民間資格です。
医療事務の仕事は資格がなくてもできますが、やはり資格を取得しているほうが仕事も覚えやすく、未経験でも採用されやすくなるというメリットがあります。病院勤務という安定を得られるので、女性に人気の資格です。
医療事務の仕事はレセプト作成や会計に関する事務作業だけでなく、応対や受付業務も含まれます。そのため、接客業への適性も求められます。医療事務の仕事に関する資格の勉強と合わせて、病院事務職に求められる親切丁寧な接客態度を学んでおく必要があります。
医療事務の資格試験はインターネット受験が可能
技能認定振興協会が実施する医療事務管理士技能認定試験と全国医療福祉教育協会が実施する医療事務認定実務者の試験はどちらもインターネット受験(在宅受験)が可能です。
医療事務管理士技能認定試験は出題範囲も難易度もやや高めで、医療事務職に求められる法規、保険制度に関する知識、レセプト作成や点検に関する知識のほか、臓器や傷病に関する知識も問われます。
インターネット受験は択一式問題が出題されますが、難易度が高いので気合を入れて臨みましょう。
一方、医療事務認定実務者の試験は一般及び対象の通信講座受験生のみ在宅受験が可能です。
こちらは60~80%の合格率となっているのでやや難易度は低く、初めての医療事務資格を取得したい人に向いています。
医療事務の受付業務に必要な接客態度やマナーに関する問題や、医療事務や保険請求業務に関する基礎知識を問われる問題などが出題されます。そして実技試験としてレセプト作成が1例出題されます。
大学病院のような大規模な勤務先では分業体制が導入されていることもあるため、その場合は受付業務以外の事務作業のみを担当できる可能性があります。受付業務が苦手な方は大学病院への就職を目指すこともおすすめです。
建築業界で活躍できるCAD資格は在宅ワークにも役立つ

CADとはコンピューターを用いた設計のことを言います。CADは平面図の作成に特化した2次元CADと立体図の作成に特化した3次元CADの2種類に大別できます。
在宅ワークとしても人気があるCADオペレーターとは、設計士が作成した図案をCADシステムを使用して指示通りに2Dまたは3Dの図面を作成する業務です。
CAD関連の資格は基礎から上級者向けまで非常に多くのものがありますが、初めてCADを学ぶ初心者は2次元CAD利用技術者試験基礎の合格を目指してみましょう。
2次元CAD利用技術者試験は基礎のほか2級と1級があり、基礎試験に合格しているだけでも十分就職の際のアピールに役立ちます。将来的に建築業界で働きたいと思うなら最初に取得を目指すべき資格といえます。
CAD資格を取得していれば在宅ワークも可能

CAD資格取得に向けてCADをしっかりと学んでいけば、将来的には建築事務所への就職や在宅ワークにも役立ちます。
例えば在宅でAUTOCADを使用して図面のトレースを行ったり、Jw-cadを使用して竣工図面の修正を行うような仕事を請け負うことができるようになります。
CADの学習は難易度が高く、実際に在宅で仕事を請け負うことができるレベルの知識や技術を身に着けることはそう簡単ではありません。まずはCADの基礎からオンライン学習や通信講座で学んでから求人へ応募することをお勧めします。
プログラミングの資格は高単価のフリーランスに有利

プログラミング関連の各種の資格を取得していれば、週3日~でも月収40万円~可能な高単価のフリーランス案件を請け負って在宅で働くことも可能になります。
DB構築や設計、ブロックチェーン開発などの業務を行うには高度なITやプログラミングの知識が欠かせません。
このような難易度が高く、高度な知識が求められるプログラミング関連の資格はいつどこでも働くことを可能にする便利な資格です。これからのITの時代、プログラミングの勉強をすることは一人でも生きていける力を持ちたい多くの人におすすめです。プログラミングに関する勉強に役立つ、まったくの初心者からでも丁寧に指導してくれるオンライン学習サイトがいくつかあります。まずは無料体験から始めてみることもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
フリーランスに特化したオンラインプログラミングスクール

現役フリーランスエンジニアが監修して教えてくれる、オンラインプログラミングスクールが
ZeroPlusです。オンライン、オフライン、個別オンラインの3種類の受講方法から選ぶことができます。
受講生の96%は初心者から学習をスタートしているので、初心者でも安心して挑戦できます。
在宅でプログラミングのスキルを学ぶところから仕事の取り方まで丁寧に指導してくれます。
プログラミングの技術やwebデザインだけではなく、実際にフリーランスとして仕事を獲得するために必要な営業力や文章力なども含めた総合的な知識を得ることができます。
在宅翻訳家としての独立開業はまだ需要はある

在宅での翻訳・通訳を専門業務として活躍するフリーランスは、AI翻訳が広まり始めた現在でも多くの需要があります。
AI翻訳である程度の機械翻訳が可能になったとしても、それを人間が翻訳する作業がなければ不自然になってしまうこともまだまだ多いのが現状です。翻訳や通訳に携わる人は、英語だけでなく多言語に通じているほうがより多くの仕事を受けることができます。
日英の翻訳だけでなく、ロシア語や中国語、フランス語などの多言語の翻訳・通訳もこれからの時代には求められる職業です。在宅ワークでの求人でも、翻訳や通訳に関する求人が昨今は増えてきました。
英語やその他の多言語を学ぶことも、在宅翻訳家・通訳としてフリーランスで活躍するために役立ちます。
在宅翻訳家としてのスキルを証明する資格
在宅翻訳家を目指すためには学歴や職歴は不問です。しかし、英語やその他対象言語と日本語の高度な能力が求められます。翻訳家に必要な能力は、そつなく自然な日本語にできる力と、日本語を自然に他言語に翻訳できる力です。そのためにはまず、何よりもしっかりとした日本語能力があることが重要な要素です。
翻訳家は機械翻訳でなれるような仕事ではありませんので、翻訳専門の勉強をしていく必要があります。
英語に関する資格としては英検1級の資格やTOEIC900点以上などの実績があるほうが実際の仕事を獲得するのにも役立ちます。英語やその他外国語を学べる専門学校や大学を卒業していることも、在宅翻訳家や通訳の仕事をするのであれば有利に働く条件になります。
学歴や英語関連の資格がなくても、TQE(翻訳実務検定試験)を受験して3級以上に合格できれば翻訳者として株式会社サン・フレアに登録することが可能です。TQEは在宅受験が可能な翻訳関連の検定試験であり、受験資格は特に設けられていません。そのため、実力さえあれば学歴・資格の有無を問われずに翻訳者として活躍できるきっかけとなるのがTQEです。
TQEの試験内容は英語のほか、フランス語、ドイツ語、ロシア語など合計7つの言語から選択できます。
英語は電気・電子・医学・薬学など15分野・19科目にわたって用意されており、難易度は高いです。在宅受験ができるTQEは試験中に辞書を引いてもかまいませんが、辞書を引いたからといって簡単には訳せないことが多い難易度が高い原文が出題されます。
TQE試験はサン・フレアアカデミーのTQE受験サイトからスケジュールを確認したり、試験を申し込むことができます。
在宅で場所を選ばず誰でも受験できるため、英語力があればチャレンジしてみましょう。
在宅翻訳家の仕事は簡単ではない上に最初は収入も低い
在宅翻訳家としての仕事はTQE3級合格程度の実力ではあまり高単価の案件を獲得するのは難しいです。
高度な学歴と英語関連の資格を取得し、実力があっても翻訳家の仕事を一から獲得していく在宅フリーランスとしての活躍はそう簡単な話ではありません。
在宅翻訳者としての仕事を求人サイトや人材派遣会社で探しても、スキルの高い人の募集ばかりが目立ちます。
それでも時給は1000円~2000円といったところが平均で、かなりの実務経験やスキルを積んでいかなければ翻訳だけで生活できるほど稼ぐことは難しいのが実情です。
最初はアルバイト程度の収入しか獲得できないところから始めて、段階的にスキルの向上に合わせて収入も上がっていくのが在宅翻訳家のイメージです。
現在の英語力に自信がないのであれば、まずは基礎的な英語を学ぶところから始めましょう。オンライン英会話スクールで学ぶ英語の総合的で実践的な知識は、英語の翻訳者として活躍するための英語力を養うのにも役立ちます。英検1級やTOEICの資格試験対策に特化したオンライン英会話スクールもありますので、まずは無料体験を受けてみましょう。
オンライン学習で取得できる仕事に活かせる資格についてのまとめ

オンライン学習で取得できる資格のうち、仕事に活かせる各種の資格を紹介しました。事務職全般の基礎ともいえる簿記資格は在宅ワーク求人でも有利になる便利な資格です。オフィスワークデビューを目指す未経験者にお勧めの資格です。
会計や経理といった事務に詳しくなれれば、医療事務職のようなその他の事務職への応用も効きます。
簿記資格よりも難易度が上がりますが、建築業界で活躍できるCADやプログラミング、外国語翻訳の資格も在宅ワークで活躍することが可能な資格です。
企業への就職にも、在宅ワークとしてフリーランスで活躍するためにも、取得しておくと心強いこれらの資格はこれからの社会を生きていく強い支えになってくれます。オンライン学習や通信講座で資格取得から在宅受験までできるものも多いので、ぜひチャレンジしてみてください。
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