在宅で独立開業ができれば企業の採用面接に受からないといった悩みからは解放されます。
ここでは、自分の力でお金を稼ぐために有利な在宅独立開業向きの稼ぎやすい資格について解説します。
在宅独立開業におすすめの資格1位は業務独占資格

業務独占資格とはその資格を持つものでなければ業務に取り組むことができないと定められている資格のことです。資格を持たないものがその業務に取り組むことは法律で禁じられており、就職だけでなく独立開業でも有利に働く資格です。
業務独占資格は難関試験に合格しなければ取得できないものが多く、国家資格から民間資格まで非常に多くの資格があります。代表的な医師・獣医師・看護師・弁護士・看護師・一級建築士・行政書士といった資格のほか、警備員資格や食生活アドバイザーといった資格も業務独占資格に含まれます。
業務独占資格を取得していれば、自分でお店や事務所を構えて独立開業することも可能です。
独立開業には専門的な知識のほか、赤字経営にならない営業センスが欠かせません。どんぶり勘定では企業は成り立ちませんので、独立開業に向けた営業・経営の勉強も必要となります。
初心者でも取りやすい業務独占資格
難易度が高い資格試験に合格する必要がある業務独占資格ですが、学歴がなくても挑戦できるものもあります。
例えば司法書士や行政書士の資格です。
司法書士・行政書士は学歴など資格試験を受けるための条件はなく、中卒や高卒の方でも受験可能な国家資格です。
資格取得後、自宅で独立開業して自分で仕事を獲得していくことが多いこともこの資格の特徴です。
司法書士試験は行政書士試験に比べるとはるかに難関とされ、弁護士試験に合格した人でも司法書士試験には落ちることがあるといわれています。そのため、法律の勉強を初めて頑張るならまずは行政書士試験の合格を目指しましょう。
行政書士資格の前に宅建資格の勉強を始めるのもおすすめ
不動産会社で不動産取引の重要事項を説明するなどの専門業務を行うことができる独占業務資格である、
宅建資格=宅地建物取引士資格は行政書士資格と比べると出題範囲も狭く、難易度が低い国家資格です。
法律の勉強が全くの初めてで自信がない中卒、高卒の方でも挑戦できます。
宅建資格を取得していれば不動産会社への就職も有利になりますし、不動産会社の起業にも役立ちます。
不動産会社には5人に一人の宅地建物取引士資格を有する者を置かなければならないという決まりがあり、
宅建資格を取得していれば一人での自宅独立開業も可能になります。
自宅でカフェ開業にも食品衛生責任者の資格が必須

自宅を改装してカフェをオープンして独立開業するにも、食品衛生責任者の資格が求められます。
食品衛生責任者の資格は食品衛生協会が主催する食品衛生責任者養成講習会を受けることで取得でき、そこまで難易度は高くありません。講習会は1日で終わり、最後に確認テストがありますが成績が悪くても資格取得が可能です。
講習会に参加するための申し込み方法や料金など各自治体で異なりますので、詳細は地元の保健所または食品衛生協会に問い合わせてください。
食品衛生責任者養成講習会で学べることは衛生法規、公衆衛生、食品衛生に関することです。
1日の講習を修了し、資格を取得すれば各種の飲食店・食品業界への就職にも有利になります。
食品衛生責任者の資格のほか、防火管理者の資格も必要
自宅でカフェを独立開業するためには食品衛生責任者の資格のほか、防火管理者の資格を取得する必要があります。
防火管理者の資格は日本防火・防災協会が主催する講習会に参加することで取得できます。
講習会に参加すると二日間にわたる講習を受け、防火に関する様々な専門知識を学びます。
最後に行われる試験の合格率はほぼ100%と言われ、授業を真面目に聞いていれば合格できるとされる難易度です。
資格取得の後は営業許可を取得してカフェ開業が可能に!
自宅でのカフェ・小規模飲食店を独立開業するには資格取得をしたうえで営業許可を申請する必要があります。
食品営業許可申請書を保健所に提出し、所定の審査に合格してようやくカフェの営業が可能な許可が下ります。
また、防火管理者の終了証と合わせて防火管理者選任届を消防署に提出する義務もあります。
防火管理者選任届の提出は消防法8条に定められている義務ですので、忘れると義務違反となってしまいます。
カフェではあまりないかもしれませんが、深夜0時以降にお酒を伴う飲食サービスを提供する場合は深夜における酒類提供飲食営業開始届出書を警察署に届け出なければなりません。
このように、自宅でのカフェ・小規模飲食店の独立開業には専用の資格を取得したり届け出を提出したりといった義務があります。これらの資格や届け出の提出をせずにカフェや小規模飲食店を経営することは食品衛生法違反などの法律違反になってしまうので注意しましょう。
在宅での独立開業はインターネットを使う仕事が最も手軽

在宅での独立開業に役立つ資格は取得するために多大の努力が必要な難関資格から、講習会を受講するだけで取得できる難易度が低いものまで様々です。
在宅での独立開業を目指すためには最低限の開業資金や開業届の提出など資格の取得以外にも必要なことがたくさんあります。独立開業届を提出した後の経営・営業計画など、緻密に計算したうえで独立開業を始めなければ経営は成り立ちません。
独立開業をしたけれど、赤字で破産してしまっては元も子もありません。
現状、在宅での独立開業で最も資金が少なくて済む職種は自宅でパソコンを使う仕事です。
インターネットやコンピューター言語に関する専門知識があれば在宅でプログラマーとして独立開業ができますし、
英語に関する高度な専門知識があれば在宅で英語を使った仕事を請け負う独立開業が可能です。
ほかにも様々な特技やスキルを売買するマッチングサービスがあり、そのような媒体を利用したフリーランスでお金を稼ぐことも可能です。
どのような方法で在宅でお金を稼ごうとしても、インターネットに通じるパソコンが1台あればできる仕事は経費が最小限で済むという意味で最も手軽に実践できる独立開業の手段です。
在宅で独立開業に最も強いパソコン資格はプログラミングの資格
在宅勤務でも高収入が得られやすく、就職でも多くの求人があり、高収入が得られる職種がプログラマーです。
プログラミングの専門知識と各種の資格を取得していれば、プログラマーとしての就職も在宅でフリーランスとして独立開業を目指すことも十分可能です。
プログラミングの資格の一例を挙げると、Oracle認定Java資格、PHP技術者認定資格といったものがあります。
初級者向けの資格から上級者向けの国家資格まで、プログラミング関連の資格は多岐にわたります。
コンピューターの世界について学んだことがなければ、資格試験の名前を聞いても何のことかわからないでしょう。
プログラミング関連の資格を取得し、プログラマーとしての知識や技術があれば在宅での独立開業でも就職でも引く手あまたですし、高収入の仕事を手に入れることが可能になります。
在宅独立開業に役立つ資格に関するまとめ

在宅で独立開業するためには資格取得をしているほうが仕事を獲得しやすく、信頼も得られるので有利に働きます。
特に行政書士・司法書士のような業務独占資格を取得していれば、自宅を事務所にした独立開業として立派に働くことができます。
小さな飲食店やカフェを経営する独立開業は学歴や経験は問われないもののある程度の自己資金と食品衛生責任者の資格取得や必要な届け出の提出義務があり、誰もが簡単にできるわけではありません。
自宅でインターネットを使った各種のフリーランスとして独立開業をする場合でも、資格がない人よりあるひとのほうが高収入で質の良い仕事を獲得しやすいです。
在宅での独立開業を目指す場合、実力を証明できる各種の資格を取得することも検討してみましょう。
コメント